エスパルス(与太)話

ホーム最終戦で3位を目指す上でも絶対に落とせない試合でしたが、前半早々に巻の目が覚めるようなシュートでビハインドとなりましたが、「スーパー淳吾」のスイッチが入った藤本が立て続けにシュートを2本決め、前半2−1で折り返しました。しかし後半攻めきれず、逆に西部が70メートルのロングシュートを決められ同点とされ、その後も攻め続けるが残念ながら引き分けに終わってしまいました。この試合に関しては、後半決め切れきれなかった決定力不足が痛かった。あとホームらしからぬ失点も問題でしょう。
次節は前節同様優勝の掛かった大一番になります。各々のモチベーションを改めて上げて欲しいですけど、敵地ですし順位が確定してしまっているだけに心配ですし、移籍組のジェシンも気合が入るのかどうか不安だったりします。

  • 今期の総括

今期の日程を全て終える前に順位が4位で確定しました。結果だけ見ると昨期と同じですけど、観ている面白みが少なくなった分、勝負強さを追求し始めていますが、また徹し切れない部分が見え隠れしています。全体として考えれば、2期前には降格争いをしていたチームが連続4位ということで、健太監督素晴らしい!選手も良く頑張っている!!・・・というのは十二分に分かってますけど、やはりファン心理としては前期以上の成績を望んでしまうものであります・・・。
健太監督はメンバー固定作戦による戦術の理解度の向上は後半になるに従い実を結び、後半優勝争いに加わるかどうかの位置まで上がってくるのですが、逆に戦術が浸透するまでの間は勝ち負けを繰り返さねばならず、最初から優勝争いに加われないということになっています。この辺りを解消しないと本当の優勝争いは難しいのではないかと思います。

そんな中、来期は現システムを維持するのに必要不可欠なジェシンが移籍してしまうため、今の戦術に求められる泥臭さ(守備&ポストプレイ)と華やかさ(ゴール)を理解し体現出来る選手を獲得出来るかが大きな鍵となるのでは無いでしょうか。今期鳥栖から獲得したアンデルソンに期待したいのですが・・・。また、オリンピック最終予選でスタメンでした岡ちゃんとヤジ(矢島)でスタメンで得点を量産出来れば嬉しいのですけど、今のままだとまだ辛いような気がします。サブの西澤も試合の流れを変えるに至らず、観ている方も歯がゆいのですが、プレイしている本人も歯がゆいのでしょう。ただ上述したプレイスタイルをこなせないとスタメンという訳にいかず、またベンチを暖めるのも不本意でしょうし・・・難しい問題ですね。そう考えるとエスパルスフォワードって得点を取ればOKという選手だと試合を組み立てられなくなってしまうので、駄目なのかもしれない・・・(推測)。

  • 中盤編

フェルナンジーニョを生かすため、ジュンゴと兵働を黒子に回したため、守備力は向上したけれど得点力が下がってしまいました。悪いとはいえませんが、来期もこの3人で組むのであれば、連携力の向上により誰がトップに入ってもいい状況を作り出す必要があると思います。その際には縦横無尽なフェルのドリブルは少し封印してもらわないと・・・
また、シングルボランチのため、テル(伊東)が非常に貴重なポイントになっており、現在はそつ無くこなしているのでいいのですけど、このポジションのバックアップが急務なのと、エダ(枝村)の良さを生かしきれていないのが悔しいところです。

  • ディフェンス編

タイトに頑張ってると思いますので、来期もアオや高木を中心に切磋琢磨して欲しいですね。特にオリンピックで抜けたアオの穴を岩下がしっかりとしてくれたのは大きな収穫だと思います。

ゴールキーパーは西部のスーパーセーブも随所に見られましたが、若干イージーミスも目立ったような気がします。今期は山本海人の成長があったので、来期のスタメン争いが激化しそうな予感がします。

  • サブ編

試合の流れを変えることが出来る選手がいないため、変化をつけられないのが昨期からの悩みでしたが、結果として今期も同じでした。これはメンバー固定性の弊害だと、また若手中心故の辛さでもあります。一人で状況を打開出来る選手がいてくれればと思いますが、高給取りな選手を呼んでくるものチーム状態として辛いでしょうから難しいとは思います。対外試合もいいですけど、チーム内での戦術浸透を考えるとサブ組との練習試合を多くして、若手の台頭とチーム内ポジション争いの活性化を図ってもいいのではと思います。

  • 最後に

久保山選手、長い間お疲れ様でしm(._.)m